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メリケンヘッドクォーターズ MHQ

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過去・現在・未来のLoopline

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幼いころから絵を書いたり、物を作ったりと、図工の時間が大好きだった。





嫌味に聞こえたら申訳ないのだが、事実、創る物・描くものが学校や展覧会のガラスケースに展示されたりは日常的に有り、自分自身も得意としているところだった。





夏休みが終わり、課題の絵を2枚提出した。





一枚目は大好きな水辺の景色で、立ち木の影や山々、湖面の波に揺れる夕日をイメージ通り丁寧に描けた我ながら力作だった。





一枚目の完成度と出来栄えに、なかなか二枚目が描けなかった。
夏休みも残り少なくなり、日程的にも到底同レベルの作品は製作できないと判断し、二作目は時間短縮とチャレンジの意味を込めて、パレット上に絵の具を数色流し綿を入れた球体(てるてる坊主風)に色を吸わせ、点描画の要領で岸壁を描いた。





全く違うタッチの二作品、その後両方ともが学校の代表作品に選ばれた。だがその二作品が一つは私で、一つは別人が描いた物ではないかと言う声が上がったのだ。





小学3年生の私には本当にきつい話だった。同級生からならまだしも、学校の先生からそのような話が本人を目の前にして漏れ聞こえてきたのだ。大人とは違い、子供は残酷などと言う話をよく耳にするが、言葉で誤解を解くすべを持たない当時の幼い私の胸は、大人へ上手く説明できない悔しさともどかしさで、はち切れそうになるくらい苦しくなったことを記憶している。その後、徐々に作品に対する思い入れは薄れ、スポーツへと興味が移り、没頭するようになった。
勝負の世界で白黒がはっきりするのだが、ここでももう一度、同じ体験をすることとなる。





誰しもが少なからず通る道で理不尽な想いを抱きながら、大人になっていく。資本主義の社会は自由と平等を謳いながら、その中では、想像を絶する争いと優劣があり、そのヒエラルキーの中、様々な誤解や不愉快な発言と時には向き合わなくてはならない。





大人だから、立派な(職業)立場の人だから、スーツを着ているから、相手が女性だから、男性だから、等・・・全く以て関係ない。





あのときから変わらない、私の選択は2つ、自分自身の事ならば、時が解決し、真実が世の中にさらされる事を待つ。
今の立場で、他人の発言が会社や組織に影響を及ぼす場合、発言する。これ以外は有りません。





ここで大切なことは、バランスのとれた視点に立つ。






知識の量や学歴ではない。言葉では簡単であるが、裏を返せば、そのように接してくる相手をどのように受け止め、又、自身も誠意をもって分け隔てなく接することができるか。当然誤解もあるのだから。






昔の諺で、「 受けた恩は岩に刻み、かけた情けは水に流す。」どのように人と付き合い、どう向き合うのか。






葛藤してきた。昔も今も・・・・・・・・・・





間もなく6月・・・・・梅雨入りし、暫くすると蝉が鳴きはじめる。不思議なもので都会の喧騒を離れ、今では珍しくなった田舎の蚊取り線香の香り。





甘い夏の想い出と,苦い想い出を同時に運んでくる。





世のありさまからすると・・・・・・
どうやら今年の夏は暑くなりそうだ。






                                           入舩郁也
















by merican-hq | 2017-05-28 11:00