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メリケンヘッドクォーターズ MHQ

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過去・現在・未来のLoopline

第三章十二話 ・ STYLE









いくつか趣味を嗜んでおります。
その中の一つ、【 オールドルアーと共に 】・・・・・
昔の釣り具で釣りをする。











私のスタイルです。











そして「まずめ」・・・・・釣り人ならばこの(朝まずめ)(夕まずめ)という魚の活性が上がる所謂捕食の時間帯を狙いチャンスにかける。そしてその時間帯に私も仕事休みのタイミングを見計らい、昔行きなれたフィールドへ出かける。










ただ、ここのところ大物の気配がない。










魚の気配・・・・・釣れそうだな・・・・・という気配。
それはここでボカンと飛び出してくる気配。
事実、出なくてもその気配だけで真剣になれる、長い時間集中もできる訳なのだが、
どうも近頃その感じがないのである。










私の嗜んでいる釣りは狙って釣る釣りなので、間違って釣れても喜びは薄く、
何なら寧ろ恥ずかしいくらいである。











皆さんからすれば奇妙な釣りも、6月~7月頭の梅雨時期は途轍もない大物が釣れる時がある。












それは気圧や、雨が釣り人の気配を消し去り、昆虫や小動物が水滴にたたかれ湖面に落ちる。
そこを狙う小魚をさらに大きな魚が捕食するという流れである。











なので魚は水中から水面を意識し、上を向いている状況と言うわけです。
中でも特に降りはじめはチャンスが多く、湖面をたたく雨粒が酸素を供給し、活性を上げる。
だがその一方で、一頻り雨が降るとその後、フィールドに濁りが入り、水温も低下し水量も増える為、状況は一変し、厳しい状況になるのである。










様々な状況が重なり・・・・・
とにかくフィールドで一投、投じる。イメージが膨らみ、瞳を閉じればその情景は瞼の裏に鮮明に浮かび上がるほどなのだが、我々のスタイルは、現地でワンキャストすることでその日の釣果が解るのだ。











答えは明確に出る。ここで言い訳がましいが、釣れないのではない。違う方法を用いれば釣れるのである。そのイメージはさっきから口にしている気配で言えばありありなのだ。











ただ私の釣りたい釣り方で魚を釣るには気配を感じないのである。それこそ釣りを生業としているトーナメンターや漁師なら様々な手段を駆使して魚を捕るのだろうが、これは趣味であり、あくまでもゲームである。職業ではなく当然ノルマもない。












さんざん色んな釣りもしてきて、魚もさんざん釣ってきた。飽きたというわけではない。せっかくの仕事休みだ。より厳しい条件で釣れる喜びを人一倍楽しみたい。目的と手段がより研ぎ澄まされてきた結果たどり着いたスタイルなのだ。













そこにはロマンがある。頭の中で感じるイメージと現実を重ね、そして答えがでる。
仕事でも流れがあり、一日、一ヶ月、一年、我々のスタイルはその中で、我々独自のルールの元、
挑戦し、商品・食材を提供する。様々な条件が重なり、皆様と出会うことが叶えば、楽しい時間を共有することが出来ると思います。










数十年商品を出し続け、今、時代とタイミングで気づいていただけた。我々は投げ続けている物、製品があります。とはいえサイズ感ではマイナーチェンジを繰り返し、その時代感や、より良い物へと進化している。
早いのか遅いのか、それは誰かが決める事で、良いと思う商品を投げ続け、何時か手にしていただけることを心待ちにし、生産し続ける。










その商品は数十年前と変わらない物だったとしたら・・・・・お気づきの方もいらっしゃると思いますが、日本の生産背景も皆さんが想像している以上に激変し、材料の調達製造、縫製、加工、全てがより厳しい環境になってまいりました。











前文の趣味やゲームと違い、命がけの勝負は私共のスタイルです。
この日本でお客様に昔と変わらず同じ商品を提供し続けると言う地道なアクションは、
深く踏み込むことで見えてくる課題を一つ一つ解決しなければ不可能であり、簡単なようで途轍もない労力と忍耐が必要です。しかし実はその事よりももっと大きな意味は、同じ商品を作り提供するという事が、その背景、環境と文化を守り、その歴史、文化そのものをも提供する。そういうことだと思います。ファッション業界、飲食・外食産業の経営者や発言権の有る立場にいる人間が今、踏ん張らなければ未来は薄い世界で交わり、価値観と言う概念がただただ労働力の安い国、地域を情報片手に目まぐるしく移動するだけの寂しい産業になる。悲しいかな分かっていても会社が大きくなりすぎれば、株主の為、利益を生みにくい行動を悪とし、身を切り業界をより良い方向へ導くという行為が批判される場合もある。時代を変えるアクションには役割があり、マーケットに合わせるのか牽引するのか、ファッション業界でのその中の役割とは・・・・・人生をどう生きるかということ、それは STYLE  そこに全てがあるような気がする。









                             


                    株式会社メリケンヘッドクォーターズ                    
                            代表取締役 入舩郁也




























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by merican-hq | 2017-07-13 11:00